2015-04-26

休暇中に思ったことなど。

 休暇も中盤を過ぎ、残すところ1週間ほどになりました。 まだ一週間あると考えるか、もう一週間しかないと考えるか。 いずれにせよ、やらなければいけないことのほとんどをやり終えました。 

 休暇初盤にこちらで初めてマッサージに行きました。 面白いですね、こちらでは「マッサージ・セラピー」なんていうみたいです。 以前に腰を痛め、それからいつか行こうと思っていたんですが、結局今になりました。 幸い、今の会社の福利厚生で毎年いくらかのマッサージ・セラピーが無料で受けれるので、それを大いに活用させていただきました。 腰のあたりの筋肉をゴリゴリやられ、途中で「い、痛いです」と手を何度か上げました(笑)。 腰のあたりの筋肉がやっぱりこっているみたいですが、僕の仕事の内容(長時間の座位)を考えるとそんなに悪くはないとのこと。 体幹を鍛えたほうがいいよと言われました。 分かってはいるんですけどね・・・。

 歯医者にも行きました。 日本で治療した歯に少し問題あり。 こちらはいわゆる「歯医者」さん以外にも歯茎の専門家とか、根管治療の専門家とかがいます。 なので、歯医者さんが歯茎の問題を見つけると、歯茎の専門家に紹介状を書いて、その専門家に後日診てもらうという感じです。 日本ではあまりないですよね。 これの良い点と悪い点: 良い点は専門家はその特殊な治療のみを専らやっている人なので、知識と経験が豊富で技術力が高いようです。 悪い点はいわゆる自由診療になることが多いので、保険がきかず、自腹になることが多いこと。 あとは治療終了までの時間が長いことでしょうか。 日本だったら歯医者にいけばすぐに治療してもらえるし、保険がきくことが多いので安価に治療できます。 でも、こちらでは予約は一ヶ月先なんていうのが当たり前。 その間に悪いところがさらに悪化するんじゃない?って思いますが、それはそういうもんみたいです。 こちらで歯医者にかかって初めて日本の歯医者さんの良い点・悪い点っていうのを考えさせられました。 治療の技術が結構後進的で、こちらの歯医者さんが「この詰め物、なに?」とか言って驚くこともちょくちょくあります。 日本の歯医者さんはすぐに診てくれ、安価、しかも一人の歯医者さんですべてをこなすことができるので非常に便利ですが、その一方で専門医に比べると症例の数が少なかったり、治療技術の向上とかに時間を費やすことが難しいのではないかなと思います。 日本の歯医者さんもサラリーマンと同じで、来院する患者の数をこなすことで精一杯で、研究とか専門性の追求、新技術の導入などに取り組むことが現実的には無理な環境で働かれているのかもしれません。 って、なにを真剣に歯医者さんのことについてこのブログで書いてるんでしょう。 とりあえず、歯は大事にしてくださいね、っていうことです(笑)。

 その他、家の大掃除をやりました。 フローリングの水拭き、ワックスがけ、トイレ・お風呂の掃除、などなど。 いつもは嫁さんも仕事で忙しいので、あまり時間がないんですよね。 僕は月の半分はホテル住まいで家にはいないし。 こういう機会がないと大掃除はできません。

 で、ふと思いました。 よく考えたら、このコンドミニアムを購入してちょうど1年が経ちました。 あっという間でした。 いつのまにかちゃんとマイホームになりました。 ここにいると落ち着くし、帰ってきたいと思える場所になりました。 よく考えたら、こんなに一回で長期間自宅にいることは今回が初めてです。 いつもは数日いたらまた数日外出っていうパターンなので。 毎日帰ってこれたら最高だけど、これはエアラインパイロットの定め。 仕方ないと割り切っています。 やっぱりビクトリアは最高だな〜って毎日街を歩いていて思います。 しばらく、もしくはずっと、他所には行きたくないです。 

 街路樹も葉がつきはじめ、初夏っていう感じになってきました。 これからがビクトリアにとって最高の季節です。 

 写真はバルコニーからダウンタウン方面を見た眺めです。  ここで日を浴びながら飲むビールが最高なんです(笑)。 お近くにお寄りの際はぜひご連絡ください。




(つづく)

2015-04-16

休暇とチョコ。

 昨日から休暇に入りました。 今月の終わりまで休みです。 今月は10日間働いただけで、あとはお休みです。 なんともカナダらしい・・・。 日本で働いている皆さん、楽してごめんなさい(苦笑)。

 先日、バンクーバー国際空港で仕事をしていたときの話ですが、出発前の機体点検(walk-around)をしていたら、怪しげな若者が僕に近づいてきました。

彼:「いつもご苦労様!」

僕:「は、はぁ・・・」

彼:「いつも頑張ってくださっているお礼と言ってはなんですが、チョコレートを受け取ってください。」

僕:「ど、どうも・・・。」

 ってなことで、チョコをもらいました。


 話をよくよく聞いてみると、バンクーバー国際空港が数年連続北米ナンバーワンの空港に選ばれたらしく、その御礼だったそうです。 パイロット以外にも、ランプクルーとか、ゲートエージェントといった人たちにもチョコを配っていました。 写真の通り、飛行機の形のチョコです。 味は北米のチョコレート特有の味でした(笑)。 バレンタインでもないし、イースターも終わったし、いったいなんでチョコを配っているの?って思いましたが、そういう理由だったようです。 ちゃんと機長と客室乗務員の分もチョコをもらっておきました!


 (つづく)


2015-04-07

効率が良いか?

 先週、またもや東部での仕事でした。 これがなんとも不思議な4日間のペアリングで、

1日目:カルガリーからエドモントンまで飛んで仕事終了(飛行時間1時間弱)。
2日目:エドモントンーカルガリーを往復し、カルガリーからオタワまでデッドヘッド。
3日目:オタワからモントリオールに行き、そこからモントリオールーケベック・シティー 間を3往復。 最後にフレデリクトンまで飛んで終了。
4日目:フレデリクトンからオタワまで飛び、そこからカルガリーまでデッドヘッドで終了。

 って感じでした。 東部に行ったのは主に3日目の一日を飛ぶためだけみたいな感じです。 これが効率が良いのかな〜?って思いますけど、会社の言うとおりに飛ぶのが僕の仕事です(笑)。

 一日目なんて朝5時チェックインだったんですが、朝の8時には仕事が終わってホテルに到着していました。 次の日の仕事開始までめちゃくちゃ時間があったので、エドモントンにある北米最大のモール・West Edmonton Mallまでいってぶらぶらしていました。 あとはエドモントン市内を散歩。 古い建物や壁画なんかが面白いです(下の写真はホテルの側のレストランの壁画です)。
 


 カルガリーからオタワまではJクラス(ビジネスクラス)に載せてもらえたのでラッキーだったんですが、フライト開始後40分くらいしたら客室乗務員の一人が僕のところに来て、「悪いんだけど、一番後ろの席に移動して、オーブンの様子を観察してもらえませんか?」って言われました。 はて?って思ったんですが、話を聞いたところ、ビジネスクラスのお客さんのための食事をオーブンで温めていたときに少し煙が発生したらしく、オーブンをすぐにシャットダウンしたそうで、今は問題ないんだけど客室乗務員の人たちが機内サービスをしてオーブンのあるギャレーから離れている間だけ僕にオーブンからまた煙が出てきたりしないかどうかを観ていて欲しかったらしいです。 もちろんいいですよ〜、っていって、一番後ろの席に座りました。 ときどきオーブンのほうを見ましたが、特に変化なし。 結局30分くらいしたら「ありがと〜、もういいよ〜」って言われてお役御免。 こんなこともあるんですね。 お役に立ててよかったです。



 東部は天気はだいぶ良くなっていましたが、やっぱり地上にはまだ雪がありました。 フレデリクトンはだいぶ日も長くなってきたのでホテル周辺を散歩しました。 歩道の両脇に雪が残っていました。 雪質はべっとりとした、地元北陸地方の雪のようでした。



 モントリオールでは少し時間があったので、カフェでお昼ごはん。 アジア風ラップを注文したらこれが結構美味しくて、なぜか突然食欲がもりもり出てきてしまって、結局、コーヒーとデザートも追加注文してしまいました。 デザートはチョコレートプディング。 ほのかに甘い中身の詰まったケーキのようなデザートで、おいしかったです、これが。 握りこぶしくらいのサイズで、電子レンジで温めてくれたので最高でした。 


 そんなこんなで4日間はあっという間に終了。 それからすぐに3日間の勤務をして、昨日ビクトリアに戻ってきました。 今月はあと5日働いたら休暇があって、今月はなんと21日もお休みを頂いています・・・。 タイミングがあえば日本に一時帰国しようかな〜と思っていますが、歯医者にもいかないといけないし・・・。 あくまで未定です。


(つづく)